非定型手書き文書の読み取りと直感的な操作が魅力。自動仕分けメールソーターと連携して活用

株式会社ジェイエスキューブ

社名
株式会社ジェイエスキューブ
業種
機器販売
企業規模
101名~1000名
課題
海外製郵便物自動仕分け機器の読み取り精度改善

OCRの対象帳票

  • OCRの対象帳票 郵便物

非定型手書き文書の読み取りと直感的な操作が魅力。自動仕分けメールソーターと連携して活用

販売促進グループ チームリーダーの松永剛志さん(左)、担当部長の横井智也さん

株式会社ジェイエスキューブは、「TOPPANエッジ株式会社」のグループ会社で、グループ内のメーカーとしての役割も担っています。
今回は、同社が取り扱うメール仕分け機「OPEX Mail Matrix メールソーター」にスマートOCRを採用し、メール室環境の改善を提案する取り組みをご紹介します。

決め手は非定型帳票対応。表形式の読み取りで社内便の仕分けも可能に

貴社の事業内容についてお聞かせください

松永さん:ジェイエスキューブは、2013年に三井物産からトッパン・フォームズ(現TOPPANエッジ)に業務が移管され、TOPPANグループの一員になりました。BPO事業を展開していたため、アウトプット(印刷)に強いTOPPANのインプット(入力)部分を強化するためのものでした。

現在はグループ内のメーカーとしての位置づけで、ハードウェア・ソフトウェアの開発や販売を行っています。紙を取り扱うためのさまざまな機器をラインアップして、グループが得意とする金融、地方公共団体などに向けた事業を展開しています。

スマートOCRを採用することになったきっかけは何だったのですか

横井さん:19年ごろ、中型・小型スキャナに加え、アメリカOPEX社の郵送物仕分け用メールソーターを国内展開することになりました。OPEX社が提供するOCRはアメリカの住所フォーマットを抽出することに特化していたため、国内用にカスタマイズしなければなりませんでした。日本語の宛名を読み取るOCRを探していたところ、スマートOCRに出会いました。

株式会社ジェイエスキューブ インタビュー

印象はいかがでしたか

横井さん: UIが直感的に操作でき、わかりやすいと思いました。スキャナーを中心としたシステムを納入する際は、読み取りのセッティングまで行ってお客さまにお渡しします。その後は必要に応じてお客さま側で帳票定義をしてもらうことを考えると、直感的に操作できるスマートOCRの搭載はお客さまへの提案がしやすくなります。
また納入後、お客さま側で新たな帳票定義がしづらい場合は私たちが代行することもできますが、作成代行費用が発生しお客さまの負担も大きくなるため、操作のしやすさはお客さまにとっても大きなメリットだと思います。

スマートOCRを採用した決め手はどこでしょうか

松永さん: 他社のOCR製品はエリアを指定して読み取りを行うものが多いですが、スマートOCRはキーバリュー方式で非定型の帳票が読み取れるため、宛先の部署名、部署コード、氏名などが封筒のどの位置に書かれていても問題ありません。さらに企業が独自でフォーマットを作成する社内便については表形式で作成されているものが多く、原紙をコピーして使用するうちに縮尺が変わってしまうこともあります。そのような読み取り位置のずれが発生しても、キーバリュー方式だと「最下行の宛先を読み取る」という指示で正しく読み取れます。表形式が読み取れるOCRは、現在も類を見ないですね。

スマートOCRの強みは直感的な操作性とキーバリュー方式の定義、なのですね

横井さん: もちろん、手書き文字が高い精度で読めることも挙げられます。郵送物は表書きの文字の位置や大きさ、活字や手書きなど、さまざまですので。

株式会社ジェイエスキューブ インタビュー

仕分けを効率よく正確に。ほかのソリューションにも搭載し展開したい

メールソーターにスマートOCRを搭載するメリットは何ですか

松永さん: OPEX社のMail Matrixソーターの仕分け数は最小32個から最大1088個まで構成することができますので、数が多ければ多いほど効率化されます。処理速度は1時間に最大で3600通です。企業や大学、病院、官公庁、金融機関など、それぞれのメール室環境に合わせてソーターの数を柔軟に選べます。

仕分け作業に従事される方々の負担を減らせるのはもちろんのこと、スマートOCRの高い読み取り精度で仕分けを効率よく正確に行い、従業員の方々にはより創造的な業務についてもらうことができるようになって、生産性向上に大きく貢献します。

スマートOCRに今後期待することなどはありますか

横井さん: スマートOCRをメールソーターと連携させたことは、先端技術を使った事例の一つとして社内でも注目されています。特に不満はありませんが、さらに簡単に操作ができるようになればいいですね。スマートOCRの良さを実感しているので、今後はメールソーターとの連携だけでなく、スマートOCRの強みを生かした新たなソリューションを展開し、お客さまに提案していけたらと思っています。

※インタビューの内容は取材時のものになります。

株式会社ジェイエスキューブ

社名
株式会社ジェイエスキューブ
業種
機器販売
企業規模
101名~1000名
課題
海外製郵便物自動仕分け機器の読み取り精度改善

OCRの対象帳票

  • OCRの対象帳票 郵便物
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