必要項目を手書きで記入して乗務員さんに渡し、後日請求書清算ができるタクシーチケット。
主にビジネスや冠婚葬祭などのシーンで利用されていますね。
タクシー会社1社が受け取るチケットは、毎月数万枚にも及びます。このチケットの集計作業を効率良く行い、ビリングセンターのDX化を促進するために、スマートOCRをどのように活用できるのか、機能と共にご紹介いたします。
目次
タクシーチケットの処理の流れ
一日の乗務が終わり営業所に戻った乗務員さんは、乗車記録のデータをシステムに移し、タクシーチケットが使用された項目欄に、料金や区間などを入力します。そのデータを基にして、チケット発券元に料金請求を行うというのが大まかな流れ。
チケットの内容は手入力の場合や、AI-OCRなどを使って効率化している場合などがあります。
さて、タクシーチケットの処理において、手入力の場合も、すでにAI-OCRを導入している場合も、以下のようなお困りごとはありませんか。スマートOCRが課題解決のお手伝いをいたします。
【課題1】営業所に戻った後の事務作業を減らしたい
乗務員さんにとって、一日の乗務が終わってから営業所に戻り、疲れた頭と体で事務作業を行うのは疲労感が増してしまいます。売り上げに直接影響する入力作業の場合は、特に気を付けなければなりません。
タクシーチケットの利用があった場合、一つひとつ確認しながら入力するのは手間も時間もかかり、集中力が必要。できれば避けたいものです。
スマートOCRのwebカメラを使って、営業所に戻る前に入力作業を終わらせましょう。
スマートOCRならスマートフォンで簡単アップロード
タクシーチケットを受け取った乗務員さんは、スマートフォンやタブレットを使ってチケットの内容をスマートOCRにアップロードすることができます。
アップロードの方法は、安全な場所にタクシーを止めてから、スマートフォンなどでスマートOCRのwebカメラを起動して、チケットを撮るだけ。
狭い車内で斜めから撮っても、ゆがみ補正機能で正面から撮影した画像に調整されます。
スマートOCRにアップロードしたデータは、営業所でリアルタイムに確認。原本が届く前に処理を進められます。乗務員さんは、これまで営業所に戻ってから行っていた作業が減り、残業時間の削減や業務効率化につなげることができるのです。
乗務員さんがチケットを持ち帰り、営業所で集計担当の方が処理する場合も、それぞれが自席でwebカメラを使ってアップロードすることができます。スキャナを使わず作業できるため、スピードアップにもなります。
【課題2】手入力によるミスをなくすため、ダブルチェックをしている
手入力でチケットの項目を入力している場合、入力ミスをなくすためにダブルチェックが必要です。また、タクシーチケットの特徴として、手書き箇所が多いということが挙げられます。
スマートOCRなら手書き文字も高精度にデータ化
ここでもスマートOCRが威力を発揮。手書き文字にも強いスマートOCRの読み取り精度は99.8%!業界トップクラスを誇ります。
人がスムーズに読める手書き文字であれば、誤認識はほぼありません。
透かし文字や印鑑が押されていても、除去して読み取ります。
100%でない限り、念のためのチェックは必要ですが、読み取り精度が高いほどチェックや修正の箇所は少なくなります。手入力作業を見直し、スマートOCRを活用すれば、入力時間とダブルチェックの時間が大幅に削減できるのです。
【課題3】チケットに書かれていないデータが必要で、手入力から解放されない
チケットに書かれていない情報を入力する必要がある場合、単語登録などを行って効率よく入力することができます。少しは楽になるものの、手入力はなくなりません。
スマートOCRならマスターデータと連携して情報を補完
そこでスマートOCRのマスター連携機能を使えば、チケットには記載されていない購入企業名や担当者名などを表示させ、請求書発行システムなどに必要な情報をまるごとCSVインポートすることができます。あらかじめテンプレートにマスターを連携させて、登録している情報を自動表示するので手入力はゼロ、読み取りチェックも不要です。
システムに流し込まない場合でも、必要な情報を追加した一覧表として管理・活用するすることができます。

【課題4】チケットの種類ごとに仕分けたり、テンプレートを作成したりするのが面倒
タクシー会社は、共同組合が発行したものや、クレジットカード会社が発行したものなど、発行元が異なる数種類のタクシーチケットを取り扱います。取り扱う種類が多いほど、タクシーは乗車機会を逃さずに済み、乗客もとても便利。ただし、チケットを処理する担当者にとっては、集まったチケットの仕分けに手間がかかってしまいます。
AI-OCRを導入している場合でも、チケットの大きさやフォーマットがバラバラだと、まずは仕分けが必要な場合がほとんど。そして一般的なAI-OCR製品の場合、読み取りたい位置を設定して読み取る方法なので、1つのフォーマットにつき、1つのテンプレートが必要です。
スマートOCRなら、バラバラの書式でも書式ごとのテンプレート作成は不要
これに対し、スマートOCRの読み取りはキー・バリュー方式。読み取り位置の設定は不要です。キーワードを起点に読み取る項目を判定するため、フォーマットが異なる複数のチケットを共通のテンプレートで読み取ることができます。仕分けは不要で、届いた順にバラバラのままアップロードできます。
複数のフォーマットを共通のテンプレートで読み取るということは、CSVダウンロードの手間を減らすことにもつながります。
【課題5】テンプレートの作成や調整をソフトウェア会社に都度依頼するのは不便
タクシーチケットに限りませんが、AI-OCRを導入する際に、テンプレートの作成や調整をソフトウェア会社が行ってくれるのは手間がかからない半面、慣れてくるとちょっとした追加や修正は自分でできる方が便利だと思いませんか。
取り扱うチケットが増えた場合や新しい帳票を読み込みたい場合に、都度、テンプレート作成を依頼するのも面倒です。
スマートOCRならテンプレートを自分で簡単に作成可能
スマートOCRは、基本的にユーザーがテンプレートを作成するので、自社で追加や調整を加えることができます。不明点はサポートチームがお手伝いいたします。難易度の高いものは、サポートチケットを使用して作成を依頼していただくなど、必要に応じて弊社サポートをご活用いただけます。
【まとめ】
スマートOCRを導入すれば、タクシーの乗務員さんが営業所に戻る前にチケットをアップロードして処理を進められ、手入力やチェックの時間も削減できます。集計作業においても、大きさやフォーマットが異なるチケットも仕分け不要で処理が可能です。
なんといっても、99.8%という読み取り精度の高さはチェックの時間を削減でき、快適な作業環境を作ります。
スマートOCRでビリングセンターにおけるチケット集計業務のDX化を促進し、業務効率化を実現しませんか。
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タクシーチケットはもちろん、手入力作業を効率化されたい場合など、ぜひお問い合わせください。無料トライアルをご用意しています。
まずはどのくらいの精度なのか、読み取りチェックのみをご希望の場合もお気軽にご連絡ください。
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